富士山はなぜ自然遺産ではなく文化遺産なのか?

 

富士山はなぜ自然遺産ではないのか?なぜ文化遺産なのか?

 

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富士山は自然遺産ではない!

 

hujisan

 

2013年に世界遺産に登録された富士山。
わりと最近登録されたことに驚きを隠せない私です(2015年現在)。

富士山の世界遺産登録は、国内外から大きな注目を集めていましたね。
見事、世界遺産と認められた富士山ですが、自然遺産ではなく文化遺産に登録されているんです。「あぁそういえば」っていうひともいれば「ぶっちゃけ知らなかった!」っていうひとも意外と多い?

なぜ文化遺産なのか?その理由を調べてみました。

 

富士山はなぜ文化遺産なのか?

 

なぜ富士山は自然遺産ではなく文化遺産なのか?
その答えは、

日本の文化に影響を与えた信仰の山だからです。

富士山は日本人によって信仰上特別な存在だということにあります。
これは遺産名「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」に表されています。

富士山の山体は大変美しい円錐型の成層火山です。
これは度重なる噴火によってできました。

しかし、ここである基準に引っかかってしまいます。

それは自然遺産に登録されるために必須とされる、
「手つかずの自然であること」という基準です。

「え、人工的につくった形じゃないなら自然遺産じゃないの?」と疑問に感じますが、問題は形ではないのです。富士山は神体山でありながら、一般の登山が許されている希有な存在だというのが引っかかっているようです。

ところが、富士山はその端正な神々しい姿から古来、和歌や物語、絵画などに登場し、江戸時代には集団で巡礼して登拝をする「富士講」が大流行!

さらに、江戸の浮世絵師・歌川広重の『東海道五十三次』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など富士山を描いた作品は、海を越えて19世紀後半のフランスの印象派に影響を与えました。

以上の理由から、自然遺産としては認められないものの、富士山が与えた影響力は強く、歴史が深いため、文化遺産として認められたわけです。

 

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また、三保松原は富士山から40キロ以上離れているにも関わらず、富士山と一体的な名所として短歌や絵画にもたびたび登場したことなどから、富士山の文化的・芸術的価値を構成する「構成資産」に認められています。

 

北斎がヨーロッパに与えたのは?

 

katusika

 

葛飾北斎の代表作『神奈川沖浪裏』。
実はこれがフランスの印象派にインスピレーションをもたらした作品なのです。

画家・ゴッホは大絶賛!作曲家・ドビュッシーは交響詩『海』の着想をここから得たとされ、当時出版された楽譜の表紙にもなるくらい影響力があったのです。

北斎さん、なかなかやるではないか!!(笑)

ちなみに…

 

画家・ゴッホはジャポニスム(日本趣味)だったらしい。
1887年に描かれた油彩画『タンギー爺さんの肖像』によく表れています。

 

gohhosakuhin

 

上部中央の背景に富士山を題材にした浮世絵を模写したものが…。

う~ん、確かにジャポニスムですねえ(笑)

 

まとめ

 

  • 日本人にとって信仰上特別な存在であるため文化遺産。
  • 富士山は海を越えて影響を与えた。
  • ゴッホはジャポニスム(日本趣味)である。

 

富士山はなぜ自然遺産ではなく文化遺産なのか調べたつもりが、うっかりゴッホの趣味を知ってしまうとは…!(意味深) 役に立たなさそうな豆知識を手に入れましたね!(笑)

 

hukidasi1

 

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